Higashikagaya Residence
南北をつらぬく庭
外部空間からエントランスホール内部までを含めて設計することで、内と外のシームレスなつながりをつくる。敷地全体に南北を貫通する抜けをつくり、北側・南側公開空地がひとつとなる大きな緑地を形成している。北側の静かなアプローチから、南側の活動的で明るい庭に通じるシークエンスは思いのほか心地よく、北と南は日照条件の違いから異なる趣を持つ。北側は、車両の交通量が多いため、喧騒から落ち着いた住環境へと切り替える結界のような空間とした。緑の木立をくぐり抜ける、日陰のしっとりとした静かな癒しの空間としている。一方、南側は、日当たりの良さを生かし、子供たちが走り回れる明るく開放的な空間づくりを行っている。落葉高木を多く取り入れた庭とすることで、四季の彩りや移ろいが感じられることはもちろん、木陰で心地よく過ごすことができる活動的な空間を創出している。
- 名称
- カサーレウェストゲートシティ ランドスケープデザイン
- 所在地
- 大阪市住之江区
- 竣工
- 2022年3月
- 規模
- 敷地面積 2,777㎡、128戸
- 施主
- アートプランニング株式会社
- 建築
- 株式会社TKI設計
- 設計
- フェードイン