Maya Nursery School

都市の中の「あそびの庭」

都市内にある保育園のリニューアル計画である。ここで計画したことは、限られたスペースを有効利用し、グラウンドだけではなく自然にも親しめる園庭をつくることであった。そこで、入口から園舎までの動線を“緑のプロムナード”に見立て、桜や紅葉などの四季を代表する木々、実のなる果樹、植え替える花壇等をつくり、必ず登園時に季節の移ろいを感じられるようにした。またグラウンドの背面にも高さ5mの落葉樹を植え、木陰をつくる緑を設えた。自然につつまれた園庭は、グラウンド前と後にある残りのスペースや隙間でも、丁寧につなぎ合わせることで実現できる。